使う予定のない固形石鹸、おうちの物置に眠っていませんか?
「ハンドソープやボディーソープを使っているから固形石鹸って出番がないんだよなぁ」
そんなご家庭もきっと少なくないはず。
しかし、固形石鹸には手や体を洗う以外にもいろいろな使い道があるんです!
この記事では、余っている固形石鹸の活用方法をご紹介します。

うちの場合は、子供が生まれたときにもらったベビー用の固形石鹸が手つかずのまま残っていました。
せっかくなら何か有益に使いたいですよね。
1.ふんわり香る「香り袋」で癒し空間を演出
香り付きの固形石鹸は、置いておくだけで優しい香りが広がる芳香剤として大活躍します。
開封してトレーやお皿に置くだけで、玄関やリビングがふんわり香る癒し空間に。
さらに、ガーゼや薄手の布に包んでタンスに入れておけば、湿気を吸い取りながら衣類にほのかな香りを移してくれます。タンス特有の「あのニオイ」もこれでさよなら!
2.諦めていた頑固な汚れもスッキリ!「予洗い」の秘密兵器
固形石鹸は、皮脂汚れに強い洗浄力を持っているので、洗濯前の予洗いにぴったりなんです。
使い方はとっても簡単!皮脂汚れが気になる部分を水で濡らし、石鹸を直接こすりつけてもみ洗いするだけ。
ワイシャツの襟元や袖口のしつこい黒ずみには、歯ブラシを使って汚れをかき出すようにこすると、驚くほどキレイになりますよ!
3.上履きもピカピカに!「靴洗い」の救世主
固形石鹸は、衣類だけでなく上履き洗いにもその実力を発揮します。
靴洗い用のブラシで石鹸をよく泡立てながらゴシゴシこすれば、見違えるほど清潔に。
また、固形石鹸は皮膚に優しいため、手荒れが心配な方やお子さんに洗ってもらう場合も安心です。
4.毎日のお風呂掃除がラクラク!「ながら掃除」で清潔キープ

お風呂に入った後にサッと掃除ができたら、手間は最小限でいつもキレイを保てますよね。固形石鹸を使えば、それが実現できます!
入浴後の浴室は汚れが温まってふやけているので、まさにお掃除のゴールデンタイム。
泡立てネットで固形石鹸をたっぷり泡立て、その泡で壁や床をこすり洗いしたら、シャワーで流すだけ。
石鹸なら肌への刺激も少ないので、お風呂後のついで掃除にぴったりです。
5.固形石鹸が大変身!「液体石鹸」の作り方
「固形石鹸は使いにくいな…」と感じる方には、液体石鹸へのリメイクがおすすめです。ボディーソープ感覚で使えて、活用の幅がぐんと広がります。
作り方もとっても簡単!
- 固形石鹸を細かく刻むか、おろし金で削って粉状にします。
- それをお湯に溶かせば、自家製液体石鹸の完成! 固形石鹸がしっかり溶けたら、ソープボトルに入れて使ってくださいね。

固形石鹸を粉にするときは電子レンジを使うのもオススメ!
小さく刻んだ固形石鹸を耐熱容器に並べて30秒ほど電子レンジで温めると、おもちみたいにモコモコ膨らんできます。そしたらビニール袋に入れて潰すだけ。あっという間にきめ細かい粉状になりますよ。
6.シュッとひと吹き!家中キレイになる「拭き掃除用スプレー」
液体石鹸の応用編として、拭き掃除用の洗浄剤も作れちゃいます。
粉状にした固形石鹸をひとつまみ、スプレーボトルに入れたお湯に加えて混ぜるだけ。
これをシュッとスプレーしながら雑巾やフローリングワイパーで拭き上げれば、テーブルやキッチンはもちろん、床までピカピカに!
油汚れにも強いので、諦めていたベタつきもスッキリ落ちますよ。
「石けん水で拭き掃除なんてしたらヌルヌルするんじゃないの?」と思うかもしれませんが、スプレーボトルをシャカシャカ振り混ぜてなんとか泡立つかどうか…くらいの濃度なので、二度拭きなしでもヌルつき・べたつきの心配はありません。

拭き掃除には、洗って繰り返し使えるペーパータオルがおすすめ!
テーブルやキッチンを拭いたら次は棚の上や鏡、最後に床の拭き掃除をしてポイ。
手軽に使えて衛生面も安心です。
7.「石鹸ペースト」でさらに便利に!頑固な汚れもらくらく攻略
粉状にした固形石鹸に少しずつお湯を加えながら混ぜると、とろりとしたペースト状になります。このペーストが使い勝手バツグンなんです!
衣類の予洗いや靴洗いに使えば、ペーストが汚れに密着して泡立ちも抜群。
さらに、油汚れに強い特性を活かして、コンロ周りや換気扇など、キッチンの頑固な油汚れ掃除にも威力を発揮します。
8.リメイクして新たな固形石鹸として生まれ変わらせる
この記事をここまで読んで「固形石鹸って面白いかも…。手や体を洗うのにも使ってみようかな」と思った方には、固形石鹸を自分好みにリメイクして使うのもおすすめ!
固形石鹸のリメイクに必要なもの
- 小さくなって使いにくくなった、使い道がない等で余っている固形石鹸
- 水
- 上部をカットした牛乳パック
- かき混ぜるための割りばしや使い捨てのスプーン
- おろし金かスライサー、またはカッター
かわいい見た目にしたい場合は下記のものもお好みで用意してください。
- 100均などで売っているシリコン型
- 食紅
- 食用グリッター
- アロマオイル
作り方
①石鹸をおろし金かスライサーで削る。または、カッターで細かく刻む。

石鹸がカチカチに硬くなってしまっている場合は、耐熱容器に石鹸と水少々を入れてレンジでチンすると柔らかくなります。
600wで30秒あたためて、触ってみて柔らかくなっていたらOK。
まだ硬ければ10秒ずつ様子を見ながら追加でチンしてください。焦げないように注意!
②上半分をカットした牛乳パックに①の石鹸と、石鹸がひたひたになる程度の水を入れる。
③電子レンジ500wで30秒加熱し、取り出してかき混ぜる。石鹸のかたまりが残っていたら再度、様子を見ながら石鹸が溶けきるまで加熱。
石鹸がしっかり溶けたらお好みで食紅やエッセンシャルオイルを入れる。よく混ざったら、石鹸をシリコントレーに流し入れる。もちろん牛乳パックのままでも問題ありません。
④そのまま冷えて固まるまで24時間待つ。(しっかり固まるまで待つのが綺麗に取り出すポイント)
以上です。
どうでしょうか?思ったよりもずっと簡単ですよね。

電子レンジを使うのに抵抗がある場合は、削って粉末状にした石鹸に水を少しずつ加えて練ってもOK。
ねんどくらいの固さになったらよーくこねてからお好みのかたちに整えてください。
この場合もしっかり固まるように最低24時間はそのまま置いておいてくださいね。
気になる使い心地は?

我が家ではリメイクした石鹸はおもに手を洗うために使っていますが、しっかり水で湿らせれば新品同様、しっかり泡立ってくれます。
成型したあとしっかり固まるまで待てば使用中にバラバラに崩れることもありません。
好みのかたちにリメイクした石鹸は見た目もかわいく、それだけでも少し嬉しい気持ちになりますよ!
また、小ぶりに作った石鹸は子供の小さな手でも扱いやすいようで、喜んで使ってくれます。
ただ、あまりにもサイズが小さすぎると手の隙間から滑り落ちてしまって泡立てにくいので、軽く握れる程度の大きさがベストです。
泡立てるのが面倒な場合は、100均などで手に入る泡立てネットを利用するのがおすすめ!
まとめ
今回は、余りがちな固形石鹸の意外な活用法をご紹介しました。
固形石鹸の魅力は、他の洗剤に比べて肌への刺激が少ないこと。
手荒れが気になる方でも安心して家中のお掃除や洗濯に活用できるのは嬉しいポイントですよね。
もしご自宅に固形石鹸が眠っていたら、ぜひ今日から新しい使い道を試してみてください!
